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恐怖のアプトいちしろ駅までの道のり

 長島ダム駅、その名の通り長島ダム建設により設置された駅。周辺に住んでいる方はいるのでしょうか。
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 駅舎はこんな感じ。
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 さて、下の方へ降りてみましょうか。
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 列車も急勾配を行き来しますが、人も急勾配を歩かなければなりません。
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 ダムの手前までやって来ました。ここにはしぶき橋という橋が架かっています。この橋、コンクリート製ですが吊り橋なんですよね。両端しか支えが無いので、歩くと揺れを感じることが出来ました。
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 ダムからの放水があるとしぶきを浴びれることからしぶき橋という名前なんだとか。是非とも放流して頂きたかった。
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 さて、ここからが本番です。ここからアプトいちしろ駅まで続く旧線跡を歩いてみたいと思います。
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 最初の難関、トンネルが現れました。
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 何が難関かというと、歩けるように整備はされていますがトンネル内に灯りがありません。ただ、短いトンネルだったので出口の灯りを頼りにすんなりとクリア出来ました。これはまだまだ序の口でした。
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 トンネルの先にはキャンプ場の設備があります。そこから見上げるアプト線はなかなかのもの。ここで写真を撮る方も多いのだとか。僕も撮りたかったですが先に進みます。
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 さて、ここからが問題です。この先にはまたトンネルがあります。今度は375mと先ほどよりも長いトンネル、もちろん照明設備はありません。事前情報でキャンプ場に懐中電灯があるということを知っていたので貸し出しを頼んでみると、またここに帰ってきて返却出来ない場合は貸せないとのこと。長島ダムの方へ行けば片道でも貸してくれるそうなんですが、これは大失敗。今から戻るのも面倒くさいし。。。。
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 困っているとキャンプ場の管理人さんからそれならいい物をあげようと草むらの中へ。取り出してきたのは1本の小枝。これをトンネルの壁に当てて音を頼りに進みなさいと。マジっすか。。。。しかし、もうそれしか方法が無い。意を決して進むことに。
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 さすがに真っ暗闇では恐すぎるのでiPhoneの懐中電灯アプリを点灯。それでも手前の壁くらいしか照らせません。写真ではそこそこ写っていますが、肉眼ではもっと真っ暗です。そして、今度のトンネルはカーブしているため先が見えません。
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 振り返ると入口の光が見えますが先は真っ暗。暗すぎて方向感覚もおかしくなってきます。本当に小枝が壁を伝う感覚だけが頼り。恐怖しかありませんでしたね。
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 恐怖に耐えながら歩いていると突然光が。センサーで反応する仕掛けのようです。いたずらのつもりかもしれませんが、この光がものすごくうれしかった(笑)。
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 盛大な歓迎っぷり。本当にありがとうございます。
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 トンネルに入って10分ほどでしょうか。ようやく先に光が。この光は希望の光に見えましたね。ここまで来ればもう恐くない。
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 トンネルを出たところ。トンネルを出た先にもう1つトンネルが見えたので、まだあるのかと一瞬絶望しましたが、あれは現路線のトンネルでした。ここがアプトいちしろ駅のある地点。なんとか懐中電灯なして暗闇のトンネルを攻略出来ました。もう2度としたくない(笑)。みなさん、訪問の際は長島ダムに寄って懐中電灯を借りることをお忘れ無く!これ絶対です!
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撮影日:2016年11月5日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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