三江線 宇都井駅

■2016年10月10日(月)

 秋の乗り放題パスを使った三江線の旅、3日目はまだ夜が明けていない三次駅からスタートします。
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 始発列車に乗って一度訪問したかったあの駅へ。こんな時間だというのに車内は座席が全て埋まって立ち客もでるほどの盛況ぶりでした。
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三江線 三次 5:44 ~ 宇津井 7:15

 幸いにも僕は席にありつけたのでずっとウトウト、いつの間にか夜が明けていました。この列車は口羽駅で30分ほど停車します。
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 口羽駅から2駅進むとお目当ての駅に到着、宇都井駅です。
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 もはや説明は不要だとは思いますが、ここ宇都井駅は地上20mの位置にある高架駅。その高さは日本一なのだとか。山間部にあるこの駅は両サイドをトンネルに挟まれていてこういう構造にせざるを得なかったという経緯があります。山陰本線の餘部駅にも似てるかな。
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 地上へは116段の階段で繋がっています。エレベーターなんてものはありません。
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 まぁ降りる方は苦では無いですけどね。下から見上げるとなんとも存在感のある建物です。
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 少し歩いて全体を見渡せるポイントに。こうしてみるとただの高架にしか見えないですね。ここに駅があるとは知らないと気付かないでしょう。
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 反対側からも見て見ましょう。こちらからは駅名標が見えるのでかろうじて駅だと分かるかな。それにしても手前の家と比較するとかなりの高さに駅があることがよく分かります。5階建てビルの高さに相当するみたいです。
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 駅前にはバス停がありました。これを使えば口羽駅に抜けることが出来るのか。ただ運行が金曜日だけですけど。けんこう号ということで、この集落の方の週に一度の通院のためのバスなのでしょうね。過疎地と呼ばれる処に訪れると、こうした週に一度のバス路線はよく見かけます。
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 ただやはり、鉄道が無くなると移動の自由度が無くなり地元の方は不都合するでしょう。本数が少ないとは言え、毎日ある公共の交通機関の存在というのは大きいと思います。
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 路線廃止後の地域の足はどうなるのでしょうか。これだけ距離がある路線かつ、全線通して利用する客は鉄道ファン以外にほぼいない状況では通しでの代替バスは設定されないかもしれませんね。通しでの代替バスが設定されれば乗りに来たいと思っているので、ヨソ者が来る余地を残しておいて欲しいです。
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 この風景が見られるのもあと一年余り。
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 もう一度、訪問出来るといいな。
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撮影日:2016年10月10日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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この記事へのコメント

風旅記 : 2017/03/23 (木) 13:11:36

こんにちは。
宇都井駅のお写真、楽しく拝見しました。
少し前に三江線に乗る機会があったのですが、列車の本数が少なく、途中駅に降りることはできませんでした。宇都井駅も列車の中から見ていました。
高度成長期に設計した駅の雰囲気が今も色濃く残っていますね。コンクリートで固めて、地形を問わずに線路を真っ直ぐに貫くために、必ずしも使いやすい駅にはなっていないのかもしれません。
ただ、鉄道の施設の頑丈さや耐久性、寿命の長さを考えると、この期間での廃止と放棄は本当に残念です。
モータリゼーションが進展する中で、この駅が計画されたときから既に駅としての役割の大きさへの期待は小さかったのかもしれません。
私も可能ならば、この駅には訪ねてみたいのですが、叶いそうにもありません。
お写真と記事で楽しませて頂きました。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/

PoW⇒風旅記さん : 2017/03/26 (日) 22:33:42

風旅記さん、こんばんわ。

三江線は古い時代の徐行を繰り返しながらゆっくり進む区間と、高規格で高速走行が出来る区間に別れているのが面白い点ですね。
そもそも無理があった路線だったかもしれませんが、そこが逆に旅情を感じる路線になったのかもしれません。
訪問機会はあとわずかですので、無くなる前に訪問されてみて下さい。

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