島原鉄道　南島原駅

　島原鉄道南島原駅。島原鉄道の中ではこの駅が一番訪問したい駅でした。広角レンズでもかなり後ろに下がらないと全体が入らないくらい大きな木造駅舎がお出迎え。

　しかし現在使用されているのは左部分だけで、立派な入口は閉鎖されていて横にある小さな入口が利用されています。

　駅舎全体が使われていたのはいつの時代までなんでしょうね。この扉から中に入ってみたかったな。

　ただ、今はこちらの扉です。まぁ、これはこれで味があるんですけど。しかし、どこにでもいるねぇ、SBのお父さん（笑）。

　島原鉄道が加津佐駅まで運行していた2008年までは、ここ南島原駅を境に諫早 - 南島原間を北目線、南島原 - 加津佐間を南目線と運転系統が分けられていたらしく、この駅は運行上重要な役割を担っていたようです。

　駅舎はその名残を十分に示してくれてますが、多くの駅で無人化となった島原鉄道においてここはまだ有人であることもその名残でしょうかねぇ。車両基地があるから当然っちゃ当然ですが。

　昭和な雰囲気がとてもいい。

　こんな素敵な南島原駅の駅舎ですが、どうやら立て替えが決定したようです。最近知ってビックリしたんですが、長崎県が整備する臨港道路がこの駅舎付近を通ることになり、用地の問題から今の駅舎を解体して、半分くらいの大きさの新駅舎に建て替えるようです。

　今年の11月より解体作業が始まるとのことでしたので、この駅舎が見れるのもあと2ヶ月余りです。せっかくの駅舎・・・勿体ない。