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西鉄太宰府線と天神大牟田線 西鉄二日市駅〜西鉄福岡[天神]駅

西鉄太宰府線 西鉄二日市 14:21 ~ 太宰府 14:26

 西鉄太宰府線は西鉄二日市駅と太宰府駅とを結ぶ全長2.4キロの短い路線。ただ、終点の太宰府駅には太宰府天満宮や遊園地・博物館など観光スポットがたくさんあるので利用客は多いです。

 そんなこともあってか、観光列車「旅人(たびと)」が運行されています。
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 ただ太宰府線ってわずか5分で乗車できてしまうのでせっかくの観光列車はあまり意味が無いような。一応、福岡(天神)駅から直通する運用もあるようですけどね。
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 太宰府駅は観光客で溢れていましたね。太宰府天満宮も気になるところですが、この先の乗り潰しのためにここはすぐに折り返すことにしました。
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西鉄太宰府線 太宰府 14:39 ~ 西鉄二日市 14:46

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西鉄天神大牟田線急行 西鉄二日市 14:48 ~ 西鉄福岡[天神] 15:07

 さて、それではラストスパート。なんだか工事中の区間もありました。
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 まもなくして見えてきたのが終点の西鉄福岡[天神]駅。一応、正式名称通り天神を括弧書きにしてるんですが、なんで括弧が付いているのでしょうね?
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 西鉄最大のターミナル駅ですがJRの博多駅とは離れています。関西で言うと大阪駅と梅田駅みたいな関係かなとも思いましたがこちらの方が離れてますね。
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 ここも梅田駅みたいな頭端式ホーム。こういう終着駅は結構好きです。
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 ちょうどこの日は博多どんたくが開催されていた日で人が多かったですね。まぁ福岡の中心地なのでいつもこれくらいはいるのかもしれませんが。
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 しばし駅撮りを楽しんでいました。これで西鉄天神大牟田線も完乗、西鉄の路線はあと一つとなりました。
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撮影日:2014年5月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM #1-4
+ DA 55-300mm F4-5.8 ED #5-7,9,10
+ DA 12-24mm F4 ED AL [IF] #8


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西鉄天神大牟田線 太宰府駅〜西鉄二日市駅

西鉄天神大牟田線特急 大牟田 12:52 ~ 西鉄二日市 13:37

 大牟田駅から特急列車で折り返し。
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 再びかぶりつきで前方車窓を楽しみます。
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 本線的扱いの天神大牟田線ですが、末端区間は単線の部分もあるんですね。
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 こうして信号所で列車交換するとローカル線かなって思ってしまいます。
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 西鉄の車両と言えば、水色に赤いラインが入ったのをイメージしますが、この車両は今風のデザインですね。
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 ここは西鉄久留米駅だったかな。この辺りまで来ると一気に乗客が増えますね。
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 天神大牟田線は最高110キロ運転。私鉄としては速いほうじゃないですかね。実際、揺れも大きくて前方で写真撮るの大変だったし(笑)。
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 こうしてみると特急は結構通過駅多いですね。郊外と都市部を繋ぐ列車としての意味合いが強いのでしょう。
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 さて、天神大牟田線はまだ続きますが、一旦西鉄二日市駅で途中下車。ここから分岐している太宰府線へと向かいます。
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 ただその前に駅の外に出て遅めの昼食を取りました。
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撮影日:2014年5月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM #1,9,10
+ DA 55-300mm F4-5.8 ED #2-8


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西鉄天神大牟田線 宮の陣駅〜大牟田駅

 宮の陣駅で途中下車。ここは本線的な扱いの天神大牟田線と支線的な甘木線との分岐駅になります。
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 甘木線は大牟田方面とは線路が繋がっていて直通運転をしていますが、福岡(天神)方面は繋がってないので乗り換えが必要です。
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西鉄天神大牟田線急行 宮の陣 11:46 ~ 花畑 11:51

 それでは次は天神大牟田線へ。まずは大牟田方面へと参ります。
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 花畑駅で乗り換え。というのも多くの急行列車はここで折り返し運転となるからです。
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西鉄天神大牟田線特急 花畑 12:03 ~ 大牟田 12:33

 次の特急列車に乗り込み一気に終点の大牟田駅へ。
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 終点の大牟田駅は列車のカラーに合わせた色をしていました。
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 お隣にはJRの駅も。西鉄とJR鹿児島本線は多くの部分で並行していますが、こうして同じ場所に駅があるところは大牟田駅だけのようです。
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 また、大牟田駅から三池港行のバスがあり、そこから島原港へと向かうフェリーが出航しています。今回の旅で僕は熊本港からのフェリーのルートを使いましたが、こっちのルートからでも島原鉄道を訪問することが出来ますね。今後利用することがあるかもしれませんのでメモメモ。

 それでは折り返し、福岡(天神)へと向かいましょう。
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撮影日:2014年5月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM #1,6,7
+ DA 12-24mm F4 ED AL [IF] #2
+ DA 55-300mm F4-5.8 ED #3-5,8


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西鉄甘木線

 甘木鉄道完乗の後は、九州唯一の大手私鉄西日本鉄道の乗り潰しへと参ります。全路線の営業距離106.1キロとなかなかのボリューム。2004年に肥薩おれんじ鉄道が開業したため、九州の私鉄営業距離No.1の座は奪われましたが乗り潰すのは大変そうです。

 全部で4つの路線からなる西日本鉄道。まずは甘木線から乗り潰しましょう。西鉄甘木線の起点の甘木駅は、甘木鉄道の駅からは少し離れたところにあります。
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 小さいけれどなかなか良い感じの駅舎でしたが、駅前の道路の交通量が多く引きの写真が撮れませんでした。
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西鉄甘木線 甘木 11:01 ~ 宮の陣 11:33

 西鉄甘木線は、甘木 - 宮の陣間の支線的な路線ですが、列車は久留米方面まで直通運転しているようです。
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 今回は先頭かぶりつきで出発!!
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 全列車が2両編成ということでホームもミニサイズ。
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 利用者はそこそこ多い感じでしたが、車窓は郊外といった感じ。
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 大手私鉄の乗り潰しってあんまり好きじゃないんですが、こういう支線的な路線だと楽しめます。
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 西鉄甘木線としては終点の宮の陣駅に到着。
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 列車はこのまま天神大牟田線へと入っていきますが、僕は一旦ここで下車しました。
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撮影日:2014年5月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM #1-4
+ DA 55-300mm F4-5.8 ED #5-9


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甘木鉄道 基山駅〜甘木駅

■2014年5月4日(日)

 GWの旅9日目。長らくお送りしてきましたが、この日が実質の最終日になります。それにしても、なかなかの長旅だったこと。

鹿児島本線 鳥栖 9:36 ~ 基山 9:44

 最終日は未乗車区間をひたすら乗り潰します。スタートは鹿児島本線鳥栖駅から。
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 最初のターゲットは甘木鉄道。基山駅から甘木駅までを結ぶ全長13.7キロの路線で、旧国鉄甘木線を受け継いだ第三セクターの路線です。第三セクターといえばどこも赤字のイメージですが、ここは鉄道事業だけで黒字と非常に頑張っている鉄道会社なんです。元々は赤字路線を引き継いだわけですから、やりようによっては黒字転換に出来るのですね。
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甘木鉄道 基山 10:16 ~ 甘木 10:43

 地元の足としてしっかりと機能しているローカル線・甘木鉄道に乗り込み旅のスタート。
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 僕はいつものように最後尾に陣取り、流れる車窓を楽しみたいと思います。
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 乗車率はまずまず。休日のこの時間でも30分に1本のダイヤで運行しているのでゆったりと利用できます。やっぱり地元の足として利用されるにはこれくらいの頻度で運行して貰わないとダメですよね。
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 基本単線でところどころに駅以外にも列車交換が出来る設備がありました。朝・夕のラッシュ時は15分間隔ということなのでここで交換することもあるのでしょう。
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 先の信号所を通過すると廃駅っぽいところが。調べてみるとこれは旧筑後小郡駅。甘木鉄道転換時に西鉄小郡駅との接続をよくするために甘木よりに500m移動させて小郡駅と改称したみたいで、このホームはその名残。こういう取り組みも赤字から黒字に転換した理由の一つなんでしょうね。
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 移動後の小郡駅はこうして乗り換えがすぐに出来るような配置になってますね。
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 甘木鉄道は全部で8両の気動車を持っているみたいですが、カラーリングはいろいろあるみたいで、これはキュウリみたい(笑)。
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 太刀洗駅ではなんだか気になるオブジェを見かけました。
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 30分ほどで終点の甘木駅に到着。
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 終点の甘木駅には立派な駅舎がありました。これは国鉄時代からのものでしょうか。
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 今回は途中下車無しで乗り通しただけでしたが、第三セクターのモデルとして頑張っていって欲しい路線だと思いました。今度は太刀洗駅にも立ち寄りたいな。
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撮影日:2014年5月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM


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長崎さるく 勝山市場

 長らくお送りしてきました長崎さるく、最後の訪問地は勝山市場。
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 この市場の特徴は、かつての市電の軌道上に建てられた市場だということ。現在は、公会堂前で蛍茶屋支線から分岐している桜町支線ですが、1954年(昭和29年)まではここを走っていました。今回、いろいろ市場を巡ってますがどれも成り立ちを調べていくと面白いですね。
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 他の市場と同じように2階は住宅になっている模様。営業中のお店はほとんどなかったですが、住んでいる人はいるのかなぁ。
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 元軌道上に建てられていて、しかも両サイドにお店があるので通路がとても狭いのもこの市場の特徴ですかね。
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 ここは暗渠の上とかではないのですぐに撤去されることはなさそうですが、それでも防災上の問題はあると思うのでいつまで残るか。
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 市場の外側に回るとかつての軌道の跡を見ることが出来ます。この石畳の上に市電が走っていたのですね。
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 戦後、復興に向けて日本が頑張っていた頃を象徴する建築群。このまま残ってくれることを願います。
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かもめ44号 長崎 18:55 ~ 鳥栖 20:34

 さて、長崎さるくはこれにて終了。特急かもめで長崎を後にして8日目の旅を締めました。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM


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長崎さるく 長崎電気軌道正覚寺下電停

 しばらく放置状態が続いて申し訳ありません。平日はほぼ更新不能で、先週末は旅に出ていたのでこんなに開いてしまいました。今後もこんなペースで申し訳ありませんが、気長にお付き合いお願いします。

長崎電軌1系統 観光通り 15:35 ~ 正覚寺下 15:37

 さて、長崎さるくは久しぶりに鉄要素を。思案橋付近の観光通り電停から少しだけ市電に乗ります。長崎電軌自体は以前に乗り潰しているので今回はスポット的に訪問。
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 やって来たのは正覚寺下電停。長崎電軌の電停で一番好きな場所です。
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 見ての通り川の上に駅があるんです。この川は、これまで紹介してきたハモニカ横丁・銅座市場の下を流れていた銅座川。銅座市場のところで暗渠となり、市電の走る大通りの下をくぐってきた川はこの正覚寺下電停のところで再び姿を現します。
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 住宅が川の部分まで張り出しています。
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 最近の自然災害の多さを考えると、こういう住宅は今後取り壊されていくのでしょうねぇ。個人住宅だから簡単にはいかないとは思いますが。昔の風景を残す場所として、土台頑張れ!とエールを送りたいです。
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長崎電軌4系統 正覚寺下 15:48 ~ 公会堂前 15:58

 さて、市電にのって次の訪問地へと移動。やってきたのは公会堂前電停。
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 蛍茶屋支線と桜町支線が合流する場所でもあります。3方向から電車が来るので交差点で見ていると結構楽しい。
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 長崎さるく、最後の訪問地はこの電停のすぐ傍。それは次回に。。。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM #1,6-8
+ DA 12-24mm F4 ED AL [IF] #2-5


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長崎さるく 銅座市場

 思案橋横丁の西端にあるのが銅座市場。先のハモニカ横丁と同じく、銅座川の上に立っている市場です。入口のある通りは観光客がよく通る道なんですが、シャッターが全部開けられていないこの入口はここも寂れてしまったのかなと心配になります。
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 中に入ってみて予想は的中、シャッター通りが続きます。。。
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 どうやらこの銅座市場とハモニカ横丁、長崎市は撤去に向けて動いているようです。暗渠を撤去して通常の川に戻すべく市場の立ち退き交渉が本格化しているようです。
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 現状、どこまで交渉が進んでいるのかは分かりませんが、同じように川の上に建っていた大黒・恵美須市場が撤去されたことから、ここも近い将来には無くなってしまうのでしょうね。
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 まだ営業されているお店もあったので無くなってしまうのは残念です。
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 こういう空間はある種貴重だと思うんですが、将来の新幹線開業に向けて、市としては古い負の遺産は無くしてしまいたいみたいです。こういうのも日本の文化だと思うのですが。
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 僕の訪問したときに開いているお店は2軒だけでしたが、もっと賑わっていた頃を見て見たかったです。
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 反対側の市場への入口。市場よりも夜の案内所の看板の方が目立ってますね(笑)。
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 市場を抜けると川が見えてきて、川の上に市場があるんだなと言うことが分かります。街がきれいに整備されていくことは良いことなんですが、こういうカオスな街並みが失われていくことに少し寂しさも覚える散策となりました。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM


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長崎さるく 思案橋界隈を歩く

 大浦中央市場からオランダ坂を経て十人町の迷路、唐人屋敷跡ときて次にやって来たのは思案橋。長崎の夜の街とでも言いましょうか。
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 長崎名物のちゃんぽんがおいしい中華料理店もたくさんあります。夜は地元の方や観光客で賑わう場所です。
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 ここ思案橋横丁にはテレビで紹介されるような有名なお店もあります。個人的に魚介系がダメなので、ちゃんぽんは食べてないんですが、長崎でちゃんぽんを食べるならこの辺りのお店が無難なのかな。
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 飲み屋街のゴチャゴチャした感じが良いです。
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 この思案橋横丁と市電が走っている大通(春雨通りというらしい)の間にとてもディープな路地裏を見つけました。せっかくなので探索。
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 この通りは「ハモニカ横丁」というらしいです。見た感じは大通と思案橋横丁に面しているお店の従業員用の裏口という感じですが、こちらにもお店の看板があってここからお店に入る人もいるんでしょうね。
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 実はこのハモニカ横丁、川の上に立てられています。戦後、運休中の電車軌道の上を不法占拠した闇市が出現、市はこの闇市を移転させるために銅座川の一部を暗渠化、その上に木造長屋を建設したのがハモニカ横丁の始まりなんだそうです。
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 成り立ちもカオスなハモニカ横丁ですが、これでもかと張られた駐車禁止の張り紙もカオス(笑)。
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 大通側から見たハモニカ横丁。あの奥の薄暗いところが商店街になるんですが、とてもそんな風には見えないですね。写真見て気づきましたが、歩行者用道路20時から3時って標識がありますね。昼間通っちゃダメだったのか。。。。
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 気付かなかったものはしょうが無いと言うことで、お許しを。それにしてもなかなかディープな空間のハモニカ横丁でした。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM


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長崎さるく 唐人屋敷跡

 長崎さるく、十人町の坂迷路を進んだ後は、中国風の街並みを散策。ここは唐人屋敷跡といって、江戸時代の鎖国政策により設置された中国人居住地区。

 江戸時代、中国との貿易を独占的に行っていた長崎ですが、密貿易が増加したため、幕府は鎖国後の出島と同じように唐人(中国人)を収容する屋敷を建設しました。周囲を塀で囲って出入りは厳しく制限され、日本人で中に入ることを許されたのは遊女と僧侶だけだったそうです。
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 中国に迷い込んだのかと思うような建物ですね。銭湯ですが残念ながらもう営業はしていません。
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 古いお菓子屋さん。3年前に訪れたときはやっていた気がするんですが、シャッターがおりています。単に休日だけだったのならいいんですが。
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 店の看板がどこか中国っぽい。でも、こちらもシャッター。うーーむ。
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 唐人屋敷の遺構としては、土神堂、観音堂、天后堂、福建会館前門などが残っています。こちらは天后堂。
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 唐人屋敷跡の四隅にはこうしてモニュメントが置かれていました。当時はここに塀が建てられていて外界とは遮断されていたのでしょう。
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 遺構の一つ観音堂はなんと幼稚園の敷地内にありました。
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 この日は休日だったので園児の姿は見えませんでしたが、平日だったら入りづらかったかも。
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 一通り遺構を巡って唐人屋敷跡を後にしました。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 12-24mm F4 ED AL [IF]


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長崎さるく 十人町の坂迷路

 長崎さるく第3弾。ここは有名どころのオランダ坂。日本三大がっかりの一つですね(笑)。まぁ、そんなもんだと思って見ればがっかりすることもないですけどね、言ってもただの坂だし。
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 オランダ坂通りの中腹くらいにある東山手洋風住宅群。長崎はこういう建物があちこちにあって散策しがいがありますね。
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 通常の観光ルートだとオランダ坂通りを真っ直ぐに進むんですが、僕は分岐点で海星学園のある坂の上の方へと進路変更。その丘の上から、3つめのターゲット十人町の街並みが広がっています。
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 斜面の上に街並みが広がっている長崎らしい風景の場所。そして、細い坂道や階段が迷路のように入り組んでいるんですよね。3年前にも訪問してますが、お気に入りの場所なのでまた来てしまいました(笑)。
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 気の向くままに細い路地をぶらぶら。
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 この周辺にはネコもたくさん住んでいるみたいなんですが、僕が出会えたのはこの子だけ。すぐにプイッとどこかに行ってしまいました(悲)。
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 坂道だけじゃ無く、レンガ造りの塀とかもいいアクセントになっています。
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 でもこういう所に住んでいると、車はもちろん自転車も使えないから普段の生活は大変でしょうね。
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 こうして所々に休憩するためのベンチがおかれているくらいだし。
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 でも自分的には楽しい場所。申し訳ないけど、長崎らしい風景としてこれからも残っていって欲しいなと思いました。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 12-24mm F4 ED AL [IF] #1,6-10
+ DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM #2-5


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長崎さるく 大浦中央市場/蓬莱市場の今

長崎バス 小菅町 11:48 ~ グラバー園入口 11:52

 長崎さるく、バスでグラバー園入口まで戻ってきて市電の石橋電停方面へと歩きます。後ろの急斜面の所にもびっしりと住宅が建ち並んでいるこの風景は長崎らしいなって思います。
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 次のターゲットはこの石橋電停の付近になります。ここはグラバー園の最寄り駅でもあるので、駅周辺は観光客でいっぱいなんですが。
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 ちょっと路地に向かうとこのような寂れた姿が現れます。
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 実はこの寂れた空間がお目当ての場所でした。3年前に当blogとも相互リンクをさせて頂いているねじまきさんの懐かしい風景を求めてで紹介されていた風景をどうしても自分の目でも見たくて今回訪問したのでした。しかしあれから3年も月日が経っているので当時の状況よりも更に寂れたものになっていました。

 この界隈には2つの市場があるんですが、その1つの蓬莱市場。残念ながら入口は完全にシャッターで閉ざされていて中に入ることは出来ませんでした。リンク先のねじまきさん訪問時もかなりの廃れっぷりでしたが、もう完全に死んでしまったのでしょうか。
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 その隣にある大浦中央市場は辛うじて生きているようです。
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 しかし、僕が訪問した時に開いていたお店は入口にある鮮魚店だけであとはシャッターが下ろされていました。
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 薄暗いシャッター通りを歩く。通り抜けすることは出来ますが、もう市場としての役割は果たして無い気がします。
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 消費税を3%に戻せという張り紙がまだ残っていることから、ここはもう時代から置いて行かれたんだなぁと実感してしまいました。
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 大浦中央市場の反対側の出口はこんな感じ。ちょうどこの記事の3枚目の写真の位置に出るんですが、シャッターが半分しか開けられてない状態で、知らない人が見ればここが市場だなんて思わないですね。
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 付近にはまだやっているお店もあるにはあるんですが、思ったよりも衰退がすすんでいて残念な気持ちになりましたね。
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 もう少し早くに訪問出来れば良かったなぁ。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 55-300mm F4-5.8 ED #1
+ DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM #2,4-11
+ DA 12-24mm F4 ED AL [IF] #3


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長崎さるく 小菅修船場跡

■2014年5月3日(土)

 GWの旅8日目。この日のテーマは長崎さるく。さるくというのは長崎弁でうろつき回るという意味だそうで、その名の通り長崎の街をうろつき回ります。長崎さるくというHPもあっていろいろなルートが紹介されていますが、僕はマイナーどころを中心に回ろうかなと思います。

長崎バス 長崎駅前南口 10:51 ~ 小菅町 11:04

 最初に訪れたのは、長崎駅前からバスに乗り、グラバー園や大浦天主堂など観光客で賑わう地点から更に南西に進んだ所にある小菅町バス停。
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 そこにあるのが日本最古の西洋式ドック、小菅修船場跡。
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 主に外国船の修理を目的にトーマス・ブレイク・グラバーが薩摩藩士と計画し1968年(明治元年)に完成した、いわゆる近代化遺産の一つです。
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 このドックはスリップ ドックと呼ばれる方式が採用されていて、斜面に船を載せる台車とレールが設置されており、台車を一旦海底に降ろしてその上に船を載せ、引き上げ機で引き上げるというものだそうです。
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 鉄道のそれでは無いですが、こういう古いレールには反応してしまいますね(笑)。
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 しかも中央のレールはラック式。これは貴重です。
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 そして、引き上げ機が格納されているこのレンガ造りの建物、現存する日本最古のレンガ造り建造物になるそうです。
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 ここのレンガはこんにゃくレンガと呼ばれ、通常のものよりも厚みが薄いのが特徴です。厚みが薄いのは、当時の技術では焼成温度が高く出来なかったなど諸説がいろいろあるようです。
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 と、調べてみるとなかなか凄いポイントが詰まっている近代遺跡ですが、観光スポットから離れていることもあってほとんど注目されておらず、訪問客もほとんどいないようですね。でもそのお陰でゆっくりと観賞することが出来ました。近代建築好きの方にはかなりお勧めのポイントですぞ。
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撮影日:2014年5月3日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 17-70mm F4 AL[IF] SDM #1-3,6,9
+DA 55-300mm F4-5.8 ED #4,5,7,8


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