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大井川鐵道井川線 土本駅

 大井川鐵道の旅もそろそろ終わりが近づいてきました。訪問駅としてはこれが最後の駅になります。その最後を飾るのは土本駅。
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 この駅はその成り立ちが面白い。なんとこの駅の周辺に住む土本さんのために設置された駅なのだそうです。駅前には4件の民家がありその内の3件が土本さんなのだとか。さすがに表札を確認することはしなかったですけど。
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 今でこそ、僕が歩いてこの駅に到達出来たように外界と道路で繋がっていますが、前回に紹介した土本橋が出来るまでは完全に陸の孤島で鉄道のみが外界への移動手段でした。あの橋も完成は平成になってからとのことらしいです。比較的最近までここが陸の孤島だったと考えるとちょっと凄いですね。
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 川と山に囲まれた正に秘境駅という感じです。
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 秘境駅というと周辺に人が全くいない駅を想像しますが、ここは秘境と呼ばれるところに住んでいる方のために駅がある。鉄道そして駅というのは、やはり、そこで暮らす人のために存在しているということを実感しました。
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 千頭方面からの列車がやって来ました。当初の予定ではこの列車に乗って土本駅を訪問するつもりでしたが、歩いた方が早かったですね。
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大井川鐵道井川線 土本 14:06 ~ 千頭 14:21

 僕はその後すぐにやって来た千頭行きの列車に乗り込みました。
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 井川線の旅、魅力的な駅も多くてとても楽しめました。接岨峡温泉駅以降がまだ宿題として残っていますので、再訪しないといけないですね。
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SLかわね路2号 千頭 14:53 ~ 新金谷 16:23

 さて、大井川鐵道のラストはSLで締めましょう。
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 3日にわたって旅した大井川鐵道もひとまずこれにて終了です。
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 回るべき所が多い大井川鐵道、3日間掛けてゆっくりと回ったのは正解でした。観光地化されている側面もありますが、まだまだ乗り鉄、駅巡り派の方でも楽しめる路線だと思います。次回は完乗を目的にまた来よう!
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 大井川鐵道の旅はこれで終了ですが、旅はもう1日あります。引き続きお付き合いを。
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撮影日:2016年11月5日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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大井川鐵道井川線 沢間駅

大井川鐵道井川線 アプトいちしろ 12:36 ~ 沢間 13:05

 アプトいちしろ駅から千頭駅方面へと戻りまして次に下車したのは沢間駅。
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 利用者はほとんど居ないような駅ですが、木造駅舎があります。
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 実はこの駅、早朝に散策した寸又峡温泉を走る森林鉄道の分岐駅でもありました。写真の奥にその痕跡を示すホッパー跡が写っています。実は訪問時はその存在に気が付いていなかったのでこれ以上の拡大写真がありません。廃線跡系は事前情報は大事ですね。。。
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 井川線の線路と駅舎との間にある妙な空間。この空間に分岐した森林鉄道の線路が走っていたんじゃ無いかと推測されます。
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 さて、ここから1駅歩き。隣の土本駅へと向かいましょう。
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 当初の予定では折り返しの列車を待つつもりでしたが、沢間駅と土本駅間の距離は約1.9キロ。途中、川の合流地点で大回りするところがありますがGoogleさんによると到達時間は30分ということで歩くことにしました。
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 やはり、秋の気候で過ごしやすく、お天気もいいとなれば歩きたくなります。
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 外界と土本駅を結ぶ大切な橋、土本橋。
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 そして、大井川と寸又川など3つの川が合流する地点。水量が無いのであまり迫力がありませんね。向こうに見えるのが井川線の鉄橋です。
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 撮影スポットになりそうですが、ちょっと木々が邪魔かな。次に来る列車をここで撮ろうかと思い試行錯誤してましたが、いい感じにならなかったので先に進みました。
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 土本駅に到着。これが駅の入口です(笑)。
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撮影日:2016年11月5日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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大井川鐵道井川線 アプトいちしろ駅

 長島ダム駅から恐い思いをしてアプトいちしろ駅へ到着。ちょうどその時、タイミング良く千頭駅方面からの列車がやってきました。これは暗闇トンネルを走破したご褒美かな。
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 列車がやって来たと言うことは、側線で待機していたアプト式専用機関車の出番。
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 遠くから連結シーンを見届けました。
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 いってらっしゃい。
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 駅そばには大井川ダムがあります。大井川鐵道井川線の前身でもある大井川電力の専用鉄道はこのダムの建設のために作られました。
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 大井川水系はダムが多いですね。
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 アプトいちしろ駅、駅舎はこんな感じ。なかなか味があると思います。この駅も秘境駅と言っていいでしょう。
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 駅舎内には懐中電灯が。この懐中電灯があればあんなに恐い思いをせずに済んだのに。
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 アプト式鉄道をじっくりと観察。
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 なかなかいい雰囲気の駅です。この駅に徒歩で到達出来たというのも感慨深い。
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 迎えがやって来ました。それでは次の駅へ。
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撮影日:2016年11月5日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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恐怖のアプトいちしろ駅までの道のり

 長島ダム駅、その名の通り長島ダム建設により設置された駅。周辺に住んでいる方はいるのでしょうか。
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 駅舎はこんな感じ。
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 さて、下の方へ降りてみましょうか。
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 列車も急勾配を行き来しますが、人も急勾配を歩かなければなりません。
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 ダムの手前までやって来ました。ここにはしぶき橋という橋が架かっています。この橋、コンクリート製ですが吊り橋なんですよね。両端しか支えが無いので、歩くと揺れを感じることが出来ました。
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 ダムからの放水があるとしぶきを浴びれることからしぶき橋という名前なんだとか。是非とも放流して頂きたかった。
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 さて、ここからが本番です。ここからアプトいちしろ駅まで続く旧線跡を歩いてみたいと思います。
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 最初の難関、トンネルが現れました。
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 何が難関かというと、歩けるように整備はされていますがトンネル内に灯りがありません。ただ、短いトンネルだったので出口の灯りを頼りにすんなりとクリア出来ました。これはまだまだ序の口でした。
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 トンネルの先にはキャンプ場の設備があります。そこから見上げるアプト線はなかなかのもの。ここで写真を撮る方も多いのだとか。僕も撮りたかったですが先に進みます。
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 さて、ここからが問題です。この先にはまたトンネルがあります。今度は375mと先ほどよりも長いトンネル、もちろん照明設備はありません。事前情報でキャンプ場に懐中電灯があるということを知っていたので貸し出しを頼んでみると、またここに帰ってきて返却出来ない場合は貸せないとのこと。長島ダムの方へ行けば片道でも貸してくれるそうなんですが、これは大失敗。今から戻るのも面倒くさいし。。。。
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 困っているとキャンプ場の管理人さんからそれならいい物をあげようと草むらの中へ。取り出してきたのは1本の小枝。これをトンネルの壁に当てて音を頼りに進みなさいと。マジっすか。。。。しかし、もうそれしか方法が無い。意を決して進むことに。
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 さすがに真っ暗闇では恐すぎるのでiPhoneの懐中電灯アプリを点灯。それでも手前の壁くらいしか照らせません。写真ではそこそこ写っていますが、肉眼ではもっと真っ暗です。そして、今度のトンネルはカーブしているため先が見えません。
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 振り返ると入口の光が見えますが先は真っ暗。暗すぎて方向感覚もおかしくなってきます。本当に小枝が壁を伝う感覚だけが頼り。恐怖しかありませんでしたね。
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 恐怖に耐えながら歩いていると突然光が。センサーで反応する仕掛けのようです。いたずらのつもりかもしれませんが、この光がものすごくうれしかった(笑)。
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 盛大な歓迎っぷり。本当にありがとうございます。
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 トンネルに入って10分ほどでしょうか。ようやく先に光が。この光は希望の光に見えましたね。ここまで来ればもう恐くない。
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 トンネルを出たところ。トンネルを出た先にもう1つトンネルが見えたので、まだあるのかと一瞬絶望しましたが、あれは現路線のトンネルでした。ここがアプトいちしろ駅のある地点。なんとか懐中電灯なして暗闇のトンネルを攻略出来ました。もう2度としたくない(笑)。みなさん、訪問の際は長島ダムに寄って懐中電灯を借りることをお忘れ無く!これ絶対です!
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撮影日:2016年11月5日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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大井川鐵道井川線 接岨峡温泉駅

 大井川鐵道井川線、接岨峡温泉駅に到着。訪問時は、この先の本来の終着駅井川駅までは災害により不通となっていました。
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 この時は、この先にはいつ行けるかなと思っていましたが、今年の3月に全線復旧を果たしましたので現在は終点まで行くことが可能です。井川線は災害により路線が不通となることが多いので、今年は何も無いことを祈ります。
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 接岨峡温泉駅、木造駅舎があります。
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 駅の目の前には温泉もありました。今回はすぐの折り返しだったため訪問出来ませんでしたが、この温泉も寄ってみたい存在ですね。大井川鐵道には温泉街がたくさんあります。
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大井川鐵道井川線 接岨峡温泉 10:58 ~ 長島ダム 11:13

 滞在は30分ほど折り返しの列車に乗車します。この列車が千頭方面の始発列車になります。
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 復路も車窓を楽しみながら。
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 この風景は何度見ても全然飽きません。訪問した時期、そしてお天気が良かったこともあったかな。旧線跡もしっかりチェック。道路が湖面に沈んでいくところもありますね。ちょっと湖の底も見て見たい。
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 ひらんだ駅付近でもカヌーをやっている方を見かけました。
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 さて、長島ダム駅でアプト式機関車の連結作業。
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 僕はその作業を見終えた後、この列車には乗らずにここで途中下車することにします。
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 駅から、急勾配を下っていく列車を見届けました。
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撮影日:2016年11月5日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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もう一度大井川鐵道井川線

路線バス寸又峡線 寸又峡温泉 8:45 ~ 奥泉 9:15

 さてそれでは大井川鐵道の旅へと戻りましょうか。素敵な温泉街の寸又峡温泉でした。
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大井川鐵道井川線 奥泉 9:41 ~ 接岨峡温泉 10:22

 前日に引き続いて井川線へ、この列車が井川線の始発列車でもあります。今度はこの時の終着駅、接岨峡温泉駅まで向かおうと思います。
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 今日もバッチリ快晴であります。
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 この日は土曜日だったので混んでいるかなと思いましたが、始発列車は空いていましたね。
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 そして今日もアプトいちしろ駅での機関車連結シーンを。
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 歯車がかみ合っているところを激写!なるほど、こうなっているんですね。
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 アプト式で急勾配に挑む。
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 秘境駅っぽいひらんだ駅。目の前の接岨湖(長島ダムによってできた人造湖)はカヌー競技場になっているみたいです。この日も大学生らしき方がたくさん居ましたね。
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 レインボーブリッジを渡る。
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 カヌーをしている人を発見。
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 もうすぐ終点の接岨峡温泉駅です。
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撮影日:2016年11月5日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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大井川鐵道 奥大井湖上駅

 大井川鐵道井川線、奥大井湖上駅で下車しました。駅名の通り湖の上にある駅。湖と言ってもダム湖でいわゆる人工的な湖ですが、新線に付け替えられたときに新たに設置されました。
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 当然ながら周辺に民家はなく、利用者はほぼ観光客だそうです。
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 駅からは旧線の跡を見ることが出来ます。
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 ここを訪れる多くの観光客にはあまり注目されないポイントですが、鉄的には大注目ポイントですよね。
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 駅は両側の鉄橋に挟まれる形であるんですが、その内の一方はこうして歩くことが出来ます。
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 湖の上を渡れるなんて面白いですね。
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 対岸に渡ると階段があり、そこから先の山道を少し歩くと県道へ出ることが出来ます。
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 県道からはこの駅を俯瞰して見られるところがあるということなので、そこまで行ってみることしにしましょう。
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 歩いて10分くらいでしょうか、見晴らしのいい場所に出ました。真ん中の半島の先っぽにあるのが駅です。ちなみに両端の鉄橋は「レインボーブリッジ」というそうです。東京のレインボーブリッジより、こちらの方が先の開通なのでこちらの方がオリジナルなのです。
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 新線と旧線のクロスポイント。旧線時はどういう風景だったのかも気になりますね。
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大井川鐵道井川線 奥大井湖上 15:31 ~ 奥泉 16:05

 それでは折り返します。折り返しは奥泉駅で下車しました。
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路線バス寸又峡線 奥泉駅 16:40 ~ 寸又峡温泉 17:10

 さらにそこからバスを乗り継ぎ寸又峡温泉へとやってきました。この旅2日目も温泉宿に泊まろうという算段です。今回はホテルでは無く、このペンション寸又峡にお世話になりました。それでは3日目へ。
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撮影日:2016年11月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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日本唯一のアプト式鉄道で奥大井へ

 大井川鐵道井川線の旅はアプトいちしろ駅までやってきました。ここで井川線のハイライトとも呼べる光景が見られます。
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 それは、日本で唯一のアプト式鉄道が見られるということ。アプト式とは急勾配を登るための鉄道システムの一種で、線路の真ん中にラックと呼ばれる歯形のレールが引かれていることが特徴です。この歯形と機関車側につけられている歯車とを噛み合わせて急勾配を上り下りします。
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 かつては信越本線 横川 - 軽井沢間でも採用されていましたが当該区間の廃止以降、大井川鐵道井川線が唯一のアプト式鉄道となっています。さぁ、専用の機関車がやってきましたよ。
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 機関車は最後尾に連結されました。
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 ここから長島ダム駅までの一駅分がアプト式になります。勾配は90‰。1000m進む間に90m登る勾配です。人や車からしたらたいした勾配ではありませんが、鉄道にとっては非常に厳しい勾配です。
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 この区間は、開業当時からあったものでは無く長島ダム建設の際に新たに作られた区間でした。元の路線はもっと低いところを走っていましたが、ダム建設により一部が水没すると言うことで急勾配でそれを回避するというものでした。
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 あれがその長島ダム。旧線は右手に見える道路辺りじゃないかなと思われます。
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 *追記 旧線はダムの左手の方みたいです。実は写真にもトンネルがしっかりと写っていました。ぜっんぜん気付いて無かった(汗)。ご指摘してくださった方ありがとうございます。
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 長島ダム駅でお役御免のアプト式専用機関車。信越本線のアプト式を知らない僕としては、新鮮なひとときでした。
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 さぁ、まだまだ登りますよ。さすがにダムの上は水量がたっぷりありますね。
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 もうすぐ目的の駅です。
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撮影日:2016年11月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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大井川鐵道井川線の車窓

大井川鐵道井川線 千頭 13:35 ~ 奥大井湖上 14:41

 さて、千頭駅からは本線を離れましてこちらの路線へと参ります。大井川鐵道井川線。元々は大井川電力のダム建設のために建設された路線。1959年より旅客営業がされるようになりました。黒部峡谷鉄道と似ていますね。
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 線路の幅は1,067mmと一般的なサイズですが、元々は762mmで建設された経緯もあって車両はとても小さいです。
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 訪問時は、接岨峡温泉 - 井川間が災害により不通の状態でした。2017年3月11日、ついこないだ全線復旧を果たしましたね。
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 それでは出発。DD20形ディーゼル機関車に引っ張られながらのんびりと進みます。千頭駅から一駅目の川根両国駅。
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 近くには車両基地もありました。
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 やはりこの路線も大井川に沿って進みます。吊り橋なんかもあったり。
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 この車両も窓が開けられるので、風を感じながら車窓を楽しむことが出来ます。
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 だいぶ山深いところまで登ってきました。
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 紅葉には少し早かったかな。それでもいい天気で良かった。
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撮影日:2016年11月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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風と音を感じるSLの旅

 新金谷駅、ここからはこの旅の楽しみの一つ SLの旅を堪能しようと思います。大井川鐵道では全国の鉄道では珍しく日常的にSLが走っています。休日なんかは1日2往復も運転していますね。
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 で、ここのSLの素晴らしいところはなんと言ってもこの客車でしょうね。国鉄時代の古い客車が現役で走っている。それだけでも心躍ります。
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 列車種別は急行。特急では無く、急行としているところもいいなぁと思いました。
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SL急行かわね路1号 新金谷 11:52 ~ 千頭 13:09

 駅前で団体のツアー客がいたので一緒になったらいやだなぁと思っていましたが、幸いなことに車両が違ったのでゆっくりと旅を堪能することが出来そうです。大井川鐵道ビールも準備。
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 ビール瓶の栓は車両に取り付けられているこの栓抜きで開けます。記憶の中では、この栓抜きを使ったのは初めての経験だと思います。
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 古い客車の醍醐味と言えば、こうやって窓を開けられることでしょうね。風とSLの音を感じながら進みます。トンネルに入るとススが入るので窓を閉める作業もやっていて楽しい。
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 茶畑の車窓、素晴らしかったですね。
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 そして、SLの撮影地としても有名な川根温泉笹間渡の第1橋梁を通過。早朝、ホテルから眺めていた橋ですね。この先、この路線最大の急勾配に挑むため、SLは力強く加速していきます。乗っていても一番楽しい区間でした。
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 余談ですが、大井川鐵道のSLで使われている石炭は煙が余り出ないタイプのものらしく、地域住民や乗客にとって優しい物になっています。ただ、写真を撮る方に取っては少し物足りないかもしれませんね。
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 塩郷の吊り橋をくぐる。
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 そして、その上流の塩郷ダム。やはり水があるときれいです。下流でも十分な水量があると素晴らしい景色になったと思うのですが、生活のためのダムでもあるので難しい問題ですね。
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 1時間ちょっとのSLの旅。終点の千頭駅に到着しました。やっぱりSLっていい。
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 この客車がいつまでも活躍してくれるといいな。
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撮影日:2016年11月4日
カメラ:PENTAX K-5IIs + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR


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