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阿佐海岸鉄道 宍喰駅

阿佐海岸鉄道 海部 15:06 ~ 宍喰 15:13

 阿佐海岸鉄道阿佐東線は、海部駅から甲浦駅までのわずか3駅を結ぶ短い路線。終点の甲浦駅だけが高知県に入ります。牟岐駅から室戸岬を経て後免駅までを結ぶ阿佐線の一部として開業した路線となります。
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 残念ながらその夢はもう叶うことはないでしょう。その代わりと言ってはなんですが、線路と道路を直通できるDMV(デュアル・モード・ビークル)の導入が正式に決まっているらしく2020年導入予定とのことです。実現したらちょっと面白い存在になるかもしれない阿佐海岸鉄道です。
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 さて、今回の旅では途中駅の宍喰駅を訪問してみます。当駅が徳島県最南端の駅になります。
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 営業規模とは釣り合わない高架駅の当駅。列車交換をするためのスペースも確保されていますが、現在は線路は繋がっていません。
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 阿佐海岸鉄道の本社や車庫があるためか、意外にも有人駅でした。
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 駅長さんはこの方。非常に美味しそうな駅長さんです 笑。
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 近くには宍喰温泉がありホテルもあるので宿泊も可能。意外と観光地な宍喰駅。
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 でもまぁ、この田園が広がる長閑な風景というのがこの駅の真の姿でしょう。
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 DMVが実現したら、また立ち寄りたいと思います。
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阿佐海岸鉄道 宍喰 15:36 ~ 海部 15:43

 折り返し、さきほどと同じ列車に揺られて海部駅に戻ってきました。車内は風鈴が飾り付けられていて列車が揺れる度に風鈴の音色が響く、夏らしい列車となっていました。
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撮影日:2018年8月16日
カメラ:Olympus E-M10 Mark III + OLYMPUS M.14-42mm F3.5-5.6 EZ


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阿佐海岸鉄道阿佐東線

 JR牟岐線、海部駅。ここでJRの路線は終わりですが線路はもうちょっとだけ続いています。それが、阿佐海岸鉄道の阿佐東線。
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 もともとは「高知縣後免ヨリ安藝(芸)、徳島縣日和佐ヲ經テ古庄附近ニ至ル鐵道」、いわゆる阿佐線として牟岐線牟岐駅から室戸を経て土讃線後免駅を結ぶ予定だった路線みたいです。高知県側の御免 - 奈半利間を土佐くろしお鉄道が受け継ぎ、徳島県側の牟岐 - 海部間は牟岐線、海部 - 甲浦間を阿佐海岸鉄道が受け継いだ形になります。
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 甲浦 - 室戸 - 奈半利間は、未成線となり今ではバスが繋いでいます。阿佐海岸鉄道阿佐東線は、海部・宍喰・甲浦のたった3駅しかない路線で利用者も少ないのだとか。でも、海部駅には立派な記念碑が建てられていたりします。政治の匂いがぷんぷんしますね。
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阿佐海岸鉄道阿佐東線 海部 11:28 ~ 甲浦 11:39

 左がJR牟岐線、右が阿佐東線の列車です。一応、今年で開業20周年みたいですね。
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 この列車に乗り込み、阿佐東線を乗り潰します。ちなみに阿佐海岸鉄道は、四国グリーン紀行の範囲外なので別途運賃を支払います。
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 阿佐東線は、新しく作られた路線ということもあり基本的に高架の上を進んでいきます。
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 そして、トンネルだらけ。
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 短いトンネル・高架・盛土の繰り返し。
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 そして、唯一の途中駅宍喰駅。
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 行き違いが出来る駅なのかなと思いきや。
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 線路は繋がってませんでした・・・。たった3駅を行ったり来たりしてるだけですからね。
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 この駅の傍に、阿佐海岸鉄道の車庫があります。
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 ちなみに料金はこちら。海部 - 甲浦間で270円です。
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 あっという間に終点甲浦駅に到着。
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 いつ廃止になってもおかしくないような路線ですが、せっかく20年ももったんだからしぶとく生き残っていて欲しいです。
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 終点甲浦駅の駅舎、赤字路線の割には立派な駅舎だこと。
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 中には売店もありました。
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 甲浦駅でぶった切られている高架がなんとも寂しい。この先が繋がることはもうないんでしょう。
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撮影日:2012年4月30日
カメラ:PENTAX K-5 + DA18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR